🚌💨 前立腺全摘術から213日目:バスの運転席から見つめる回復の道

手術から7ヶ月。正確には213日目を迎えました。

前立腺全摘手術を経験された多くの方がそうであるように、私もまた、術後の生活で最も手こずっているのが「膀胱括約筋との対話」です。正直なところ、私の括約筋は、未だに不機嫌なままで、なかなかその本来の機能を取り戻してくれません。

「人より回復が遅いだけだ」と信じたい気持ちと、「本当に良くなるのだろうか」という不安が入り混じる毎日です。特に、少しでも回復の兆しが見えれば、どんなに頑張れるだろうかと思いますが、その小さな希望の光すら見つけられないのが現状です。


 

🌟 待望の仕事復帰と、新しい日常

 

そんな中、11月から待ちに待った仕事に復帰しました!

私はバスの運転士です。再びハンドルを握り、お客様を乗せて走り出した時の感動は言葉にできません。

しかし、この仕事復帰もまた、新たな挑戦です。仕事中は、万が一に備えて採尿器(コンドームカテーテル)を装着し、ふくらはぎに尿パッド(レッグバッグ)を固定して運転しています。

「良くなるまでの間、安全に仕事をするための工夫だ」と割り切ってはいますが、やはり気持ちの上では複雑です。それでも、再びこの場所に戻ってこられたことに感謝し、今は目の前の道をしっかりと見つめています。


 

💪 「回復が遅いだけ」を力に変えるために

 

きっと良くなる。この信念だけは、決して手放さないと決めています。

この道のりは、時に孤独で、不安に苛まれることもあります。しかし、私には運転席からの景色があります。日々変わる空の色、季節の移り変わり、そして何より、目的地に向かって進むという「前進」そのものです。

同じように術後の回復に取り組んでいる皆さん、そしてこれから手術を控えている方々へ。私の経験が、少しでも前向きな気持ちになるための情報となれば幸いです。

 

💡 前向きになれる情報と、希望の光

 

私の回復はゆっくりかもしれませんが、医学的・統計的に見れば、7ヶ月という期間は、まだ回復の途中です。

  • 遅いとは限らない: 統計的に見て、術後1年(12ヶ月)かけて徐々に改善していくケースは多く、個人差が非常に大きいです。7ヶ月で機能が完全に回復していなくても、それはごく自然な経過の一部です。

  • 遅れてくる回復の波: 術後半年から1年を過ぎてから、急激に改善を実感するケースは珍しくありません。これは、神経や筋肉の回復に時間がかかっているためです。

  • 仕事がリハビリになる: バスの運転という仕事は、座っている時間も長く、逆に言えば、長時間、同じ姿勢で骨盤底筋を意識する機会が増えるため、仕事自体が意識的なリハビリに繋がる可能性があります。

焦らず、しかし諦めず。採尿器を使っている今は、「準備期間」です。体が最大のパフォーマンスを発揮するための、大切な調整期間なのだと捉えましょう。

焦る必要はありません。私たちは確実に、昨日よりも今日、今日よりも明日へと進んでいます。


 

💖 今日の誓い

 

「大丈夫。私は、目的地まで安全運転で、回復というゴールへと向かっている。」

そう自分に言い聞かせて、今日もハンドルを握ります。

皆様からの応援が、私のガソリンです。 これからも、この道のりをシェアさせてください。

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