前立腺全摘から258日。葛藤の中で迎える年末

前立腺全摘手術を受けてから、今日で258日目となりました。 本来であれば、この年末に皆様へ「良くなりました!」という朗報をお届けしたかったのですが、正直に申し上げれば、状況は相変わらず厳しいままです。

1年前の期待と、今の現実

去年の今頃は、手術を目前に控え、数々の検査に追われていました。 不安もありましたが、それ以上に「来年の今頃は癌も良くなり、明るい笑顔で新年を迎えているはずだ」と、未来に大きな期待を寄せていたことを鮮明に覚えています。

しかし、現実は甘くありませんでした。 こんな形で新しい年を迎えることになるとは、当時の私は想像もしていませんでした。

記録し続けることの葛藤

このブログで続けてきた「尿漏れの記録」も、実は何度も挫折しそうになりました。「もう止めてしまおうか」と、PCに背を向けた夜は一度や二度ではありません。

医学的な観点で見れば、「1日にパッドを1枚以上替えるか、それ以下か」という数字がひとつの指標なのでしょう。しかし、当事者である私にとっては、その数字の裏に日々の苦悩があります。

それでも記録を止めなかったのは、「いつか好転するはずだ」という自分自身への励まし、そして、かすかな希望を繋ぎ止めるためでした。

重度の尿漏れと向き合う皆様へ

愚痴を書き出せば際限がありませんので、この辺りで筆を置こうと思います。

前立腺全摘手術を受けた後、重度の尿漏れに悩まされる方は全体の1〜3%と言われています。 「なぜ自分がその数パーセントに入ってしまったのか」と途方に暮れることもありますが、だからこそ、同じ状況にある方々の少しでも励みになればという思いがあります。

これからも不定期にはなりますが、ありのままの経過を綴っていく所存です。

感謝を込めて

この一年、私の拙いブログを読んでくださり、本当にありがとうございました。 皆様の存在が、何よりの支えとなりました。

来年が皆様にとって、そして私にとっても、少しでも光の見える年になることを願っております。 どうぞ、良いお年をお迎えください。

今後とも、よろしくお願いいたします。

 


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