前立腺全摘手術から66日が経過しました。日々の回復を肌で感じつつも、一つ大きな悩みが続いています。それは「尿漏れ」です。特に、じっと立っていると尿がジワッと漏れてきてしまうのが現状です。
骨盤底筋のトレーニングは続けていますが、なかなか効果を実感するまでには時間がかかるものなのかな、と感じています。重度の尿漏れを経験し、藁にもすがる思いでネットで見つけたアイテムをいくつか購入してみました。今日はその二つをご紹介します。
1. 膝下固定式採尿器:500ml対応の頼れる相棒
まず一つ目は、中国のオンラインサイト TEMU で購入した採尿器です。海外サイトでのクレジットカード情報入力には抵抗があったので、PayPalで支払いを済ませました。驚くことに、注文からわずか5日で手元に届き、そのスピーディーさに感心しました。
この採尿器は、膝下に装着する容器で、なんと500mlもの尿を溜めることができます。排尿後の処理も簡単で、手を汚さずに済むのが非常に衛生的です。水で試したところ、スムーズに排出できたので、実際に使用するのが楽しみです。
ただ、一つだけ懸念しているのは、尿が溜まって重くなった時に、膝下で固定してある容器がずり落ちてしまわないかという点です。これは実際に使ってみないと分からない部分なので、もしずれるようであれば、固定方法を工夫する必要がありそうです。
2. フジシステム ペニクランプ:新たな選択肢となるか?
そしてもう一つ購入したのが、フジシステム ペニクランプです。
これは、陰茎(ペニス)を外部から物理的に挟み込み、尿道を穏やかに圧迫することで、意図しない尿漏れを防ぐための医療器具です。根本的な治療ではなく、あくまで症状を管理し、日常生活の質(QOL)を向上させるための対症療法に用いられるツールです。
使用に際しての注意点をAIに確認したところ、以下のような重要な点が挙げられました。
- 必ず医師に相談する: 自己判断での使用はせず、泌尿器科の専門医に相談し、自身の症状に適しているか、正しい使い方について指導を受けることが必須です。
- 適切な装着と締め付け: 締め付けが強すぎると、血行障害や皮膚の損傷、組織の壊死といった深刻な合併症のリスクがあります。尿漏れが抑えられる最小限の強さで、痛みや不快感がない程度に固定する必要があります。
- 定期的な解放: 血行を確保するため、2〜3時間ごとに一度クランプを外し、排尿して陰茎を解放することが重要です。長時間装着したままにしたり、特に就寝中に使用したりするのは非常に危険です。
- 皮膚の状態を確認する: 装着部位に赤み、ただれ、傷などがないか常に確認し、異常があれば直ちに使用を中止して医師に相談してください。
ペニクランプはまだ使っていませんが、これらの注意点を踏まえ、まずはかかりつけ医に相談してみようと思っています。専門家の意見を聞き、安全に正しく使用できるかを確認してから実際に試す予定です。
尿漏れは、想像以上に精神的な負担が大きいものです。しかし、今回ご紹介したような新しいアイテムや、継続的な骨盤底筋トレーニングを通して、少しでも快適な日常生活を取り戻せたらと願っています。
前立腺全摘手術後の尿漏れでお悩みの方にとって、今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。私も引き続き、尿漏れ対策に励んでいきたいと思います。
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