無事に人工尿道括約筋(AUS)が作動し、尿漏れの大幅な改善という大きな一歩を踏み出すことができました。
そして、次はいよいよ「鼠径(そけい)ヘルニア」の手術です。
これで前立腺全摘手術から続いてきた副作用や影響をすべて克服することになります。今回は、手術の予定や、AUS装着患者ならではの医療機関での注意点、そして自分で行っている安全対策についてお話ししたいと思います。
1. 病院の使い分けと今回の手術予定
前回の人工尿道括約筋(AUS)の手術は、非常に特殊で執刀できる医師が限られているため、自宅のある岡崎市から車で1時間ほどの場所にある「藤田医科大学病院(豊明市)」で行いました。
今回の鼠径ヘルニアの手術は、地元である岡崎市内の「藤田医科大学岡崎医療センター」で行う予定です。
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手術予定日:8月14日
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担当科:外科(前立腺やAUSでお世話になった泌尿器科ではありません)
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手術内容:全身麻酔にて、左下腹部にメスを入れて行います
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予定時間:1〜2時間程度
2. 【重要】AUS(人工尿道括約筋)患者が他科や他院を受診する際の注意点
今回の事前診察で強く実感したのは、「人工尿道括約筋(AUS)は医療従事者の間でもまだ認知度が低い」という現実でした。
実際、担当してくださる外科の先生も「AUSの存在や詳しい仕組みを知らない」とおっしゃっていました。
ここで特に気をつけなければならないのが、「尿道カテーテル(おしっこの管)」の取り扱いです。
AUSは、カフと呼ばれる装置が尿道を締め付けることで尿を止めています。このカフが締め付けた状態のまま無理やりカテーテルを挿入されると、尿道が損傷してしまう大きなリスクがあります。 そのため、手術や処置の前には、一時的にAUSのシステムを「緩めた(オープンな)状態」でロックしておかなければなりません。
この仕組みを説明したのですが、最初はなかなかご理解いただくのが難しそうでした。そこで、「念のため、事前に泌尿器科の主治医に確認を取っていただけますか?」とお伝えし、確認を取ってもらうことでようやく正しくご理解いただくことができました。
自分の身を守るためにも、他科にかかる際は「自分からしっかり伝えること」と「必要に応じて泌尿器科の主治医と連携してもらうこと」の大切さを実感しました。
3. 万が一の事故に備えた「私の安全対策」
意識がない状態や不慮の事故など、自分で説明ができない事態に備えて、私は以下のような対策を行っています。
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「人工尿道括約筋(AUS)装着患者カード」の常時携帯
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AUSを植え込んでいる患者には専用のカードが発行されます。これを常に財布やカードケースに入れて持ち歩いています。
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スマホのロック画面と背面への明記
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万が一の緊急搬送などを想定し、スマホのロック画面の壁紙に「人工尿道括約筋(AUS)装着」と表示させ、さらにスマホケースの背面にも同様のステッカー・カードを掲示しています。
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救急現場や事故の際、知識のないままカテーテルを挿入されるリスクを最小限に抑えるための自己防衛策です。これからAUSの手術を受ける方にも、ぜひおすすめしたい対策です。
4. この手術を乗り越えれば、QOL(生活の質)の大幅向上へ!
鼠径ヘルニアの手術が終われば、術後1ヶ月ほどは重いものを持たないように注意して過ごす必要があります。
しかし、この手術さえ無事に終われば、長かった前立腺全摘手術からの副作用や後遺症の悩みに、ひとつの大きな区切りがつきます。
排尿のコントロールが戻り、体の負担がひとつずつ解消されていくことで、これからの生活の質(QOL)がさらに大きく向上することを心から祈っています。
まずは8月14日の手術、しっかり臨んできたいと思います!


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