前立腺がんの手術、前立腺全摘出手術を受けてから、早くも26日が経過しました。しかし、術後の後遺症として多くの方が経験される「尿漏れ」が、私の場合は一向に改善の兆しを見せてくれません。
退院時に説明は受けていたものの、その現実は想像以上に過酷なものです。現在、300ml吸収の尿取りパッドを使用していますが、日に10枚以上交換するのが当たり前の毎日。先日、5月9日に術後初めての外来受診があったのですが、医師や看護師の方々も私のパッドの使用量には驚いた様子でした。
正直なところ、朝起きてから夜眠りにつくまで、頭の中は「尿」の一文字で埋め尽くされています。夜は特に辛く、わずかな尿意で1時間おきに目が覚めてしまいます。その度にトイレへ行けば、確かに膀胱に溜まった尿は出るのですが、それでもパッドはしっかりと濡れてしまっているのです。熟睡とは程遠い日々が続いています。
昼間も油断はできません。椅子から立ち上がる瞬間、車から降りる時、あるいは少しの時間立っているだけでも、じわっと尿漏れを感じます。常に下腹部に意識が集中し、いつ漏れるかと気が休まる時がありません。
もちろん、前向きに、ポジティブに過ごそうという気持ちはあります。しかし、退院した日から全く変わらないこの状況がこれほど長く続くと、さすがに心が折れそうになる瞬間が何度も訪れます。
同じように前立腺がんの手術を受け、尿漏れに悩まされている方々がたくさんいらっしゃることは承知しています。皆さんはどのようにこの時期を乗り越えられたのでしょうか。いつかこの悩みから解放される日が来ることを信じて、今日も一日、この状況と向き合っていこうと思います。
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