前立腺全摘手術後の尿漏れ対策:私が調べた5つの工夫

前立腺全摘手術から154日 早いもので5カ月が過ぎました。
前立腺全摘手術を受けたあと、予想以上に悩まされたのが「尿漏れ」でした。外出時の不安、夜間の不快感、そして何よりも「自分らしさ」が揺らぐような感覚。そんな中で、少しずつ調べてみた対策をここにまとめておきます。これから同じ道を歩む方の参考になれば嬉しいです。特に2.については、病院ではこんな説明は一切受けていません。

1. 骨盤底筋トレーニングの継続

尿漏れ対策の基本は、やはり骨盤底筋トレーニングです。

  • 「尿を我慢する」「おならを我慢する」ような感覚で、骨盤底筋をゆっくり締めたり緩めたりする運動を、毎日数セット。

  • 腹筋や太ももに力が入らないよう注意。正しい方法が分からない場合は、理学療法士や排尿ケア専門の看護師に相談するのが確実です。

 

2. 腹圧をかけない工夫

日常の動作が、意外と尿漏れを誘発します。
ここは大事なところです。

  • 咳・くしゃみ:出そうなときは、事前に骨盤底筋をキュッと締めておく。

  • 立ち上がり:椅子から立つときも、骨盤底筋を意識してゆっくり動く。

  • 重いもの:持ち上げるときは腰を落とし、腹圧をかけずに脚の力で。

 

3. 排尿習慣の見直し

「我慢しすぎない」「出し切る」ことが大切です。

  • 定時排尿:2〜3時間おきにトイレへ。膀胱に溜まりすぎる前に排尿する習慣を。私はスマホでアラームをかけました。

  • 残尿感への対応:排尿後に前かがみになったり、軽く体を揺らして残尿を出し切るよう意識。

 

4. 水分摂取と食事

水分を控えすぎるのは逆効果です。

  • 水分摂取:脱水を防ぐためにも、極端な制限は避けて適度に補給。ただし外出前や就寝前は控えめに。

  • 刺激物の制限:アルコールやカフェインは利尿作用があるため、症状が強いときは控えるのが無難。

  • 便秘予防:腹圧を避けるためにも、食物繊維を意識した食事で便秘を防ぐ。

 

5. 適切なケア用品の使用

安心して過ごすための「備え」は心の余裕につながります。

  • 尿取りパッドや失禁パンツ:吸収量や形状を自分の生活スタイルに合わせて選ぶ。

  • こまめな交換:皮膚トラブルを防ぐためにも、長時間の使用は避ける。

 

最後に

尿漏れは「恥ずかしいこと」ではなく、「身体の自然な反応」です。だからこそ、正しく向き合い、工夫しながら生活の質を守っていくことが大切だと感じています。

もしこの記事が、誰かの不安を少しでも軽くできたなら、それが何よりの喜びです。

 

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