前立腺全摘術後171日目。一向に良くならない尿漏れと、新たなトレーニングへの期待。

術後5ヶ月半、焦りと現実のギャップ

 

前立腺全摘手術から171日が経過しました。手術は無事に終わったものの、多くの方が経験する合併症である尿漏れは、一向に改善の兆しが見えません。

日々の生活では、くしゃみや重いものを持った際の「腹圧性尿失禁」に加え、トイレに間に合わない「切迫性尿失禁」の症状も感じています。特に、夜間の漏れの数値が大きいのが大きな悩みです。

術後6ヶ月~1年かけて徐々に改善していくと言われていますが、この「改善を待つ期間」が、本当に長く感じられます。

 

経済的な救世主?「洗える採尿器」の工夫

 

尿漏れが続くことで、紙パンツや使い捨てパッドの経済的な負担は無視できません。

私は、この大きな出費を抑えるために、シリコーン製の男性用採尿器を時々使用しています。

この採尿器は、シリコーン製のカバーを装着し、ふくらはぎに固定したバッグにチューブで尿を溜める仕組みです。洗って繰り返し使えるため、家計には本当に優しいのですが、いくつかの課題も感じています。

  • 使用上の懸念点: 主に立位での使用が想定されているため、座っているときや横になっているときには、漏れないか、チューブが折れて流れが止まらないかと、常に気を使わなければなりません。

  • 夜間の悩み: 就寝時は特に排泄量が多くなりがちですが、寝ている間にチューブが折れたり、体位が変わって漏れたりする不安があるため、夜間の使用には無理です。

 

「座るだけ」の骨盤底筋トレーニング機器に期待

 

現在、この尿漏れを打破するために、近隣の薬局等で手軽にできるトレーニング機器「ビジリス」の利用を検討しています。

この機器は、高密度焦点式電磁(HIFEM)技術やEMS(低周波電気刺激)を用いて、専用の椅子に座っているだけで、自力では難しい強力な骨盤底筋トレーニングを行ってくれるものです。通常のケーゲル体操では鍛えにくい深層筋にもアプローチできると聞き、大きな期待を寄せています。

しかし、導入前に一つクリアしなければならない壁があります。

 

懸念事項:チタン合金インプラントへの影響

 

私は過去に脊柱管すべり症の手術を受けており、体内にチタン合金製のインプラントが入っています。

HIFEM機器が発する強力な電磁波が、このチタン合金に影響を及ぼさないか(発熱や振動など)、安全性を確認する必要があります。

  • 病院への問い合わせ: 手術を受けた病院に確認しましたが、「HIFEM機器がチタン合金に与える影響について判断できる情報がない」という回答でした。

  • 現在の状況: 現在は、ビジリスの製造・販売メーカーへ直接問い合わせを行い、公式な回答を待っている最中です。

安全性が確認できれば、すぐにでも試してみたいと思っています。

 

今後の対策と前向きな姿勢

 

ビジリスの安全性の回答を待つ間も、できることは続けています。

171日目という時期は、尿漏れの改善曲線が停滞しているように感じるかもしれませんが、焦らず地道な努力を続けることが大切です。

  • 日中のケーゲル体操の継続: 正しい方法で、回数と質を意識して継続します。

  • 夜間の対策強化: 就寝前の水分摂取を控えめにするなど、夜間の漏れを減らす工夫を続けます。

もしビジリスの使用が許可されたら、その効果についてもこのブログでご報告したいと思います。

今までの尿漏れの月の平均は次の表の値になっています。

中々の数値ですよね。


【読者の皆さまへ】 前立腺全摘後の尿漏れで、何か効果のあった工夫や、HIFEM機器の体験談などがありましたら、ぜひコメントで教えてください。みんなで情報を共有し、この大変な時期を乗り越えていきましょう。

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